本記事は紀の川市で70年以上の歴史を持つ、株式会社おかい商店の岡井社長に
- どんな会社で、どのような商品を作っているのか
- 社長になった経緯
- 会社に対しての思い
- 従業員に対する考え方(給与や福利厚生、休みのあり方など)
をインタビューさせていただきました。
ぜひご覧ください。
登場人物

社長:岡井 良樹(おかい よしき)

取材:福本 豊久(ふくもと とよひさ)
「自己紹介」をお願いします

福本記者よろしくお願いします。まず、お名前と年齢、趣味があれば教えてください。



株式会社おかい商店で代表取締役を務めております、岡井良樹です。年齢は49歳です。
趣味は、音楽を聴くことと、本を読むこと、それと家庭菜園ですね。
最近では、掃除も趣味のひとつになっていますし、日課としてラジオ体操を毎日しています。
趣味は、音楽を聴くことと、本を読むこと、それと家庭菜園ですね。
最近では、掃除も趣味のひとつになっていますし、日課としてラジオ体操を毎日しています。



多彩なご趣味をお持ちなんですね。ありがとうございます。
「会社の事業内容」について教えて下さい





おかい商店は、どんな事業をされている会社でしょうか?



大きく2つの事業を行っています。
ひとつ目は、農業用資材の製造・卸売業です。
それに加えて、小型農業機械の販売や修理も行っていて、チェンソーなどで知られるSTIHL(シュティール)の専門店「おかいSTIHL Shop」も運営しています。
もうひとつは、福祉用具の販売・レンタル業です。
それに加えて、福祉住環境工事といいまして、手すりの取り付けやバリアフリー工事も行っています。
さらに、令和7年(2025年)からは、農業用ドローンの販売・整備やラジコン草刈機など農作業を省力化する機械の取り扱いにも取り組んでいます。
これからの地域の農業を支える新しい事業として、力を入れていきたいと考えています。
ひとつ目は、農業用資材の製造・卸売業です。
それに加えて、小型農業機械の販売や修理も行っていて、チェンソーなどで知られるSTIHL(シュティール)の専門店「おかいSTIHL Shop」も運営しています。
もうひとつは、福祉用具の販売・レンタル業です。
それに加えて、福祉住環境工事といいまして、手すりの取り付けやバリアフリー工事も行っています。
さらに、令和7年(2025年)からは、農業用ドローンの販売・整備やラジコン草刈機など農作業を省力化する機械の取り扱いにも取り組んでいます。
これからの地域の農業を支える新しい事業として、力を入れていきたいと考えています。
「商圏(お客様)」について教えて下さい



それぞれ、どのような商圏でやっておられるのですか?



農業資材の卸売業の商圏は、和歌山県の北部です。
および、奈良県全域、さらに大阪府の南部から北部までの広い範囲に、農業資材を卸売りしています。
および、奈良県全域、さらに大阪府の南部から北部までの広い範囲に、農業資材を卸売りしています。



かなり広い範囲になるんですね。では、福祉のほうはいかがですか?



福祉のほうは、おかい商店がある紀の川市の粉河(こかわ)から、車で片道およそ20分圏内のエリアに集中して動かせてもらっています。
主には紀の川市内と、かつらぎ町ですね。
このあたりが、メインの商圏になります。
主には紀の川市内と、かつらぎ町ですね。
このあたりが、メインの商圏になります。
「ライバルや競合となる会社」について教えて下さい



おかい商店のライバルや競合となる会社には、どういった会社がありますか?



それが、実はあまり意識したことがないんです。
いないというわけではないのかもしれませんが、ほとんど考えたことがなくて。
自分たちが誰の何のために仕事をしているのかと考えていくと、その地域の困りごとを解決し続けることが、会社の目的として掲げているものなんです。
ですから、他社がどうこうということは、あまり考えたことがありません。
とにかく自分たちは、地域の農業と福祉に関して困りごとがあれば、それを全力で解決することを考えています。
そういう意味で、競合についてはあまり考えられないというのが正直なところですね。
いないというわけではないのかもしれませんが、ほとんど考えたことがなくて。
自分たちが誰の何のために仕事をしているのかと考えていくと、その地域の困りごとを解決し続けることが、会社の目的として掲げているものなんです。
ですから、他社がどうこうということは、あまり考えたことがありません。
とにかく自分たちは、地域の農業と福祉に関して困りごとがあれば、それを全力で解決することを考えています。
そういう意味で、競合についてはあまり考えられないというのが正直なところですね。
「会社の強みや他社との違い」について教えて下さい





それでは、おかい商店の強みはどういった部分になると思いますか?



まず一番は、昭和24年(1949年)から、紀の川市の粉河で農業資材の卸売業と製造を続けてきたことです。
現在では、創業約76年になります。
その長い歴史の中で、地域にとってのおかい商店の知名度があり、地域の皆さんがおかい商店の素性を分かってくださっている。
そこが一番の強みだと思っています。
現在では、創業約76年になります。
その長い歴史の中で、地域にとってのおかい商店の知名度があり、地域の皆さんがおかい商店の素性を分かってくださっている。
そこが一番の強みだと思っています。



続けてこられた秘訣としては、やはりずっと地域に根ざしてこられたことなのでしょうか?



そうですね。時代とともに事業は変化してきたのですが、私は特に信用を大事にしてきました。
私で3代目になるのですが、創業者から2代目、そして3代目の私まで、一貫して信用が一番大事だという考えでやってきました。
それだけではなく、ずっと積み重ねてきたノウハウや、長くやっているからこそ分かる地域の特性も、強みになっているのかなと思います。
国道24号線沿いに倉庫があって、長く働いてくれている社員がいて、そういうところも強みのひとつだと思います。
それと、長く取引してくださっている取引先さんですね。
よく、会社は「人・物・金・情報」という4つの大事な要素があると言われますが、当社はそれがしっかり揃っていると思います。
私で3代目になるのですが、創業者から2代目、そして3代目の私まで、一貫して信用が一番大事だという考えでやってきました。
それだけではなく、ずっと積み重ねてきたノウハウや、長くやっているからこそ分かる地域の特性も、強みになっているのかなと思います。
国道24号線沿いに倉庫があって、長く働いてくれている社員がいて、そういうところも強みのひとつだと思います。
それと、長く取引してくださっている取引先さんですね。
よく、会社は「人・物・金・情報」という4つの大事な要素があると言われますが、当社はそれがしっかり揃っていると思います。



もう少し具体的に、現場での強みを教えていただけますか?



そうですね。
まず、経験豊富な社員が、お客様のニーズに合った商品を選んで、提案・提供できることです。
農業用品の中には、オリジナルで自社製造しているものもあり、品質を保ちながら価格を抑えられるのも強みです。
また、約100坪の倉庫があるので、豊富に在庫を保管でき、大口のご注文や配送にも自社で対応できます。
福祉用具については、社内で洗浄や清掃ができるので、商品をきれいに保ちながら、無駄なく活用できます。
住宅改修では、ご相談から施工まで同じ担当者が一貫してお手伝いできますし、機械の分野では、鉄やアルミの溶接・修理もできるので、お客様の困りごとを幅広く解決できます。
中古機械を扱える資格(古物商の許可や中古農機具診断士)もあり、レンタルのノウハウもあります。
こうした「地域の困りごとをまるごと解決できる」ところが、現場での大きな強みだと思っています。
まず、経験豊富な社員が、お客様のニーズに合った商品を選んで、提案・提供できることです。
農業用品の中には、オリジナルで自社製造しているものもあり、品質を保ちながら価格を抑えられるのも強みです。
また、約100坪の倉庫があるので、豊富に在庫を保管でき、大口のご注文や配送にも自社で対応できます。
福祉用具については、社内で洗浄や清掃ができるので、商品をきれいに保ちながら、無駄なく活用できます。
住宅改修では、ご相談から施工まで同じ担当者が一貫してお手伝いできますし、機械の分野では、鉄やアルミの溶接・修理もできるので、お客様の困りごとを幅広く解決できます。
中古機械を扱える資格(古物商の許可や中古農機具診断士)もあり、レンタルのノウハウもあります。
こうした「地域の困りごとをまるごと解決できる」ところが、現場での大きな強みだと思っています。
「強みを作ってきた経緯」について教えて下さい





もともとは、そういった強みはなかったと思うのですが、具体的にどういったところで強みを作っていかれたと思いますか?



そうですね。まず創業者である祖父(岡井孝二)の代で、鍛治や農具の製造・販売から事業を始め、この土地と建物も、苦労して購入したと聞いています。
そこから2代目の先代が、いろいろな取引の幅を広げたり、時には中国との貿易ができる道筋を作ってくれたりしました。
また先代は財務の知識が豊富だったので、会社の財務をしっかりと立て直し、強くしていくことに、取り組まれました。
平成15年に私が入社をしたのですが、その当時の会社の課題が2つありました。
1つ目は、時代の流れとともに、これまでやってきた農業資材の卸売業の市場が縮小し、農家さんの高齢化や就農人口の減少といった影響を受けて、売上高も会社の規模も小さくなってきていたことです。
これは、外的要因としての課題です。
2つ目は、社屋の老朽化です。
昭和40年代に建てられた建物で、40年、50年と経っていましたから、老朽化も進んでいました。
この、業界の縮小と社屋の老朽化が、当時の2つの課題だったんです。
その課題を解決しなければならないというところで、この地域がどういう状況になっているのかを、まず現状把握しました。
すると、農家さんの高齢化や就農人口の減少によって本業が衰退していく一方で、高齢の方に対しての需要があるのではないかと考えたんです。
それが、福祉事業につながりました。
おかい商店の強みである「地域に根ざしている」「素性が分かっている」「知名度がある」というところ、そして倉庫があって物が置けるところ、サプライチェーンの取引先さんがあるところ。
そういう強みを活かすことのできるものが、福祉用具に関する事業だったんです。
ただ、当時は病院や医療機関、福祉の業界に何ひとつ精通していませんでしたし、私自身も和歌山に帰ってきたばかりで、知識も信用も実力もほとんどない状態からのスタートでした。
それでも、自社の強みを伸ばしていける分野はこれだと考えて、進めていったんです。
そうやっていく中で、時代の後押しもあって事業も成長していき、毎年少しずつ会社の修繕をしながら維持してきました。
おかげさまで今では、「築40年、50年とは思えないね」と外部の方から言っていただけるのですが、何も手入れをしなければ、やはり老朽化してしまいます。
少しずつ毎年改善してきた結果が、今の姿なんです。
そこから2代目の先代が、いろいろな取引の幅を広げたり、時には中国との貿易ができる道筋を作ってくれたりしました。
また先代は財務の知識が豊富だったので、会社の財務をしっかりと立て直し、強くしていくことに、取り組まれました。
平成15年に私が入社をしたのですが、その当時の会社の課題が2つありました。
1つ目は、時代の流れとともに、これまでやってきた農業資材の卸売業の市場が縮小し、農家さんの高齢化や就農人口の減少といった影響を受けて、売上高も会社の規模も小さくなってきていたことです。
これは、外的要因としての課題です。
2つ目は、社屋の老朽化です。
昭和40年代に建てられた建物で、40年、50年と経っていましたから、老朽化も進んでいました。
この、業界の縮小と社屋の老朽化が、当時の2つの課題だったんです。
その課題を解決しなければならないというところで、この地域がどういう状況になっているのかを、まず現状把握しました。
すると、農家さんの高齢化や就農人口の減少によって本業が衰退していく一方で、高齢の方に対しての需要があるのではないかと考えたんです。
それが、福祉事業につながりました。
おかい商店の強みである「地域に根ざしている」「素性が分かっている」「知名度がある」というところ、そして倉庫があって物が置けるところ、サプライチェーンの取引先さんがあるところ。
そういう強みを活かすことのできるものが、福祉用具に関する事業だったんです。
ただ、当時は病院や医療機関、福祉の業界に何ひとつ精通していませんでしたし、私自身も和歌山に帰ってきたばかりで、知識も信用も実力もほとんどない状態からのスタートでした。
それでも、自社の強みを伸ばしていける分野はこれだと考えて、進めていったんです。
そうやっていく中で、時代の後押しもあって事業も成長していき、毎年少しずつ会社の修繕をしながら維持してきました。
おかげさまで今では、「築40年、50年とは思えないね」と外部の方から言っていただけるのですが、何も手入れをしなければ、やはり老朽化してしまいます。
少しずつ毎年改善してきた結果が、今の姿なんです。
「社長就任前の経歴」について教えて下さい





ここからは、岡井社長個人についてもお聞きします。社長になられたのは何年前ですか?



8年前です。平成30年(2018年)4月に社長になりました。



社長になる前は、別のお仕事をされていたのですか?



おかい商店で福祉用具の事業を立ち上げて、福祉用具の事業部長をしていました。
さらにその前は、大阪の株式会社チュチュアンナという会社で働いていました。
靴下などのアパレルの製造メーカーなのですが、大学を卒業してそこに就職させてもらい、3年間勤めて、それから和歌山のおかい商店に帰ってきました。
さらにその前は、大阪の株式会社チュチュアンナという会社で働いていました。
靴下などのアパレルの製造メーカーなのですが、大学を卒業してそこに就職させてもらい、3年間勤めて、それから和歌山のおかい商店に帰ってきました。
「社長になったきっかけ」について教えて下さい





そこで働いていたときは、もともと社長になりたいという気持ちはあったのですか?



私は次男でして、就職した後は、その会社で骨をうずめようというつもりで働いていました。



では、どんなきっかけで和歌山に帰ってこられたのですか?



一番大きかったのは、兄が会社を継がないという決断をしたことですね。
ただ、すぐに辞めて帰ってくるわけにもいかないので、実際に帰ってきたのは1年後くらいでした。
当時お世話になっていたチュチュアンナの社長には、なかなか話しにくかったですし、自分なりにもいろいろ考える時間が必要でした。
会社には仲間もいましたから、辞めて地元へ帰るということは、仲間と距離が離れるということでもあって、そういう個人的な感情もあり、正直、ためらいはありました。
ただ、すぐに辞めて帰ってくるわけにもいかないので、実際に帰ってきたのは1年後くらいでした。
当時お世話になっていたチュチュアンナの社長には、なかなか話しにくかったですし、自分なりにもいろいろ考える時間が必要でした。
会社には仲間もいましたから、辞めて地元へ帰るということは、仲間と距離が離れるということでもあって、そういう個人的な感情もあり、正直、ためらいはありました。



その中で、戻ってこようと思われた決め手は何だったのですか?



最後の最後は、両親もそうですし、当時は祖父母もいて、やはり家族が困っているなら、そちらを優先して判断しなければいけないと思ったんですね。
困っていたのか、困っていなかったのかは分かりませんが、家族会議を何度も重ねる中で、「自分がやらなければいけないな」とそういう気持ちになりました。
ただ、当時25歳、26歳くらいでしたから、そんなに深い判断ができていたわけではなく、軽い感じだったのかもしれません。
前職はものすごくたくさんの仕事ができる会社で、3年間で10年分くらいの経験ができたのではないかと思えるほど、いろいろなことに挑戦させてもらいました。
それはそれで楽しかったですし、報酬にも満足していました。
嫌なことなんて何もなかったのですが、和歌山の実家が会社を経営していて、兄が継がないとなったときに、「自分が帰らなければいけないか」と。
そんなふうに、何も分からないまま帰ってきた、という感じです。
困っていたのか、困っていなかったのかは分かりませんが、家族会議を何度も重ねる中で、「自分がやらなければいけないな」とそういう気持ちになりました。
ただ、当時25歳、26歳くらいでしたから、そんなに深い判断ができていたわけではなく、軽い感じだったのかもしれません。
前職はものすごくたくさんの仕事ができる会社で、3年間で10年分くらいの経験ができたのではないかと思えるほど、いろいろなことに挑戦させてもらいました。
それはそれで楽しかったですし、報酬にも満足していました。
嫌なことなんて何もなかったのですが、和歌山の実家が会社を経営していて、兄が継がないとなったときに、「自分が帰らなければいけないか」と。
そんなふうに、何も分からないまま帰ってきた、という感じです。
「会社に戻って最初に取り組んだこと」について教えて下さい





帰ってこられて、最初はどういったことをされていたのですか?



帰ってきた当初は、実は仕事がなかったんです。
役割も何もなく、業界が縮小していくタイミングと、バブル崩壊後で日本経済があまり良くない状況が重なっていました。
私自身も、ちょうど就職氷河期の世代でしたし。
加えて、創業者である祖父と同じ世代で何十年も頑張ってきた人たちが、ちょうど一斉に退職するタイミングで、退職金など出ていく資金も多く、会社の財務内容も苦しい状況でした。
業界は縮小し、自分は帰ってきたものの役割も仕事もない。
それで、ずっと会社の掃除をしていました。
その1か月後くらいに、福祉用具・介護用品の取り扱いをスタートしたんです。
だから最初の1か月ほどは、何をしていいか分からず、ずっと掃除をしていたような感じでしたね。
役割も何もなく、業界が縮小していくタイミングと、バブル崩壊後で日本経済があまり良くない状況が重なっていました。
私自身も、ちょうど就職氷河期の世代でしたし。
加えて、創業者である祖父と同じ世代で何十年も頑張ってきた人たちが、ちょうど一斉に退職するタイミングで、退職金など出ていく資金も多く、会社の財務内容も苦しい状況でした。
業界は縮小し、自分は帰ってきたものの役割も仕事もない。
それで、ずっと会社の掃除をしていました。
その1か月後くらいに、福祉用具・介護用品の取り扱いをスタートしたんです。
だから最初の1か月ほどは、何をしていいか分からず、ずっと掃除をしていたような感じでしたね。



福祉用具を始めるにあたっては、まず何から取り組まれたのですか?



きっかけは、取引のあったメーカーさんが介護の分野に参入することになり、ポータブルトイレを作ったことでした。
「これをおかい商店で売ってくれないか」というお話だったんです。
私は、前職が営業職だったこともあり、営業は自分でできるものだと思っていました。
それで、そのポータブルトイレとカタログを持って、関係のありそうなところをずっと回ったのですが、行く先々で誰も相手にしてくれない。
話も聞いてくれませんでした。
公的なところへ営業に行ったときには、「あなたみたいな若い人に介護の何ができるのか」と言われて、「そうですか」と帰ってくる。
そんなことの繰り返しだったんです。
これではいけないと思い、いろいろ悩んだ末に私が取った行動は、和歌山県内にある同業者を回るということでした。
まず挨拶に伺って、「粉河で福祉用具の事業を始めさせてもらおうと思います。よろしくお願いします」と、ご挨拶に回ったんです。
ほとんどの事業所では「そうですか」という感じだったのですが、和歌山市で家具屋さんをやられている社長が、「新しく始めるのか。どうせ何も分からないだろうから、うちから商品を仕入れるなら、ノウハウを教えてあげるよ」と言ってくださって。
それはありがたいと、その家具屋さんから商品を仕入れるルートもでき、ノウハウも教えてもらえる環境ができて、そこから本格的にスタートしました。
「これをおかい商店で売ってくれないか」というお話だったんです。
私は、前職が営業職だったこともあり、営業は自分でできるものだと思っていました。
それで、そのポータブルトイレとカタログを持って、関係のありそうなところをずっと回ったのですが、行く先々で誰も相手にしてくれない。
話も聞いてくれませんでした。
公的なところへ営業に行ったときには、「あなたみたいな若い人に介護の何ができるのか」と言われて、「そうですか」と帰ってくる。
そんなことの繰り返しだったんです。
これではいけないと思い、いろいろ悩んだ末に私が取った行動は、和歌山県内にある同業者を回るということでした。
まず挨拶に伺って、「粉河で福祉用具の事業を始めさせてもらおうと思います。よろしくお願いします」と、ご挨拶に回ったんです。
ほとんどの事業所では「そうですか」という感じだったのですが、和歌山市で家具屋さんをやられている社長が、「新しく始めるのか。どうせ何も分からないだろうから、うちから商品を仕入れるなら、ノウハウを教えてあげるよ」と言ってくださって。
それはありがたいと、その家具屋さんから商品を仕入れるルートもでき、ノウハウも教えてもらえる環境ができて、そこから本格的にスタートしました。



その出会いは、すごく大きかったんですね。



そうですね。本当に大きな出会いでした。
「社長になる前と後でのイメージの変化」について教えて下さい



少し角度の違う質問なのですが、社長業は大変なイメージがあります。社長になる前と後で、イメージは変わりましたか?



今は実際に自分がこの立場なので、あまり意識はしないのですが、社長になる前は、社長になったら、今の自分には見えていない、分からない困難なことや、いろいろな嫌なことが降り注いでくるイメージを持っていました。
責任のことだったり、お金の問題だったり、社員との関係性、取引先との関係性の中でうまくいかないことだったり。
何か分からないけれど、自分にとって嫌なものがやってくるような印象を持っていたんです。
責任のことだったり、お金の問題だったり、社員との関係性、取引先との関係性の中でうまくいかないことだったり。
何か分からないけれど、自分にとって嫌なものがやってくるような印象を持っていたんです。



そのようなマイナスイメージは、社長になってからはどうでしたか?



そこは、社長になった時に、覚悟を決めました。
覚悟を決めた瞬間に、そういう不安は一切なくなりましたね。
ゼロになりました。
もうやるしかない、命をかけてやるしかない。
それだけです。
覚悟を決めた瞬間に、そういう不安は一切なくなりましたね。
ゼロになりました。
もうやるしかない、命をかけてやるしかない。
それだけです。
「社長就任後で一番大変だった時期」について教えて下さい



社長になってから、今までで一番大変だった時期はどんな時期でしたか?



大変なことはたくさんあるのかもしれませんが、実はあまり大変だと思っていないかもしれません。
もちろん時間はありませんし、スケジュール管理も大変です。
起こってくることは一難去ってまた一難の連続で、なかなか思い通りにいくことはありません。
確かに大変といえば大変なのですが、「それが当たり前」だと思っているところがあって、ずっと走り続けているという感じなんです。
ただ、自分としてはそれほど大変だとは思っていません。
一歩引いて見れば大変なのかもしれませんが。
たとえば、今の時代のように世界情勢が原因で、商品の調達が難しく、物が入ってこないというのも、確かに大変な面のひとつです。
卸先さんに納めている商品が入ってこない、調達が困難という状況ですね。
それでも、どうにか手立てをして数をかき集め、しっかり納品できるように努めています。
卸売ですから数も多く、簡単には揃わないのですが、状況は常に変わりますし、いろいろなことが起こるのが当たり前だと考えています。
もちろん時間はありませんし、スケジュール管理も大変です。
起こってくることは一難去ってまた一難の連続で、なかなか思い通りにいくことはありません。
確かに大変といえば大変なのですが、「それが当たり前」だと思っているところがあって、ずっと走り続けているという感じなんです。
ただ、自分としてはそれほど大変だとは思っていません。
一歩引いて見れば大変なのかもしれませんが。
たとえば、今の時代のように世界情勢が原因で、商品の調達が難しく、物が入ってこないというのも、確かに大変な面のひとつです。
卸先さんに納めている商品が入ってこない、調達が困難という状況ですね。
それでも、どうにか手立てをして数をかき集め、しっかり納品できるように努めています。
卸売ですから数も多く、簡単には揃わないのですが、状況は常に変わりますし、いろいろなことが起こるのが当たり前だと考えています。



それでも続けてこられるのは、何か支えがあるのでしょうか?



支えは、社員や関係者の皆様ですね。
誰ひとり欠けても成り立たない、と思っています。
自分の家族や社員、会社の関係者だけでなく、取引先さん、相談に乗って話を聞いてくれる人。
とにかく自分を取り巻くすべての人が支えで、誰が欠けても成り立たないと思っています。
誰ひとり欠けても成り立たない、と思っています。
自分の家族や社員、会社の関係者だけでなく、取引先さん、相談に乗って話を聞いてくれる人。
とにかく自分を取り巻くすべての人が支えで、誰が欠けても成り立たないと思っています。
「経験から生まれた価値観」について教えて下さい



そうした経験の中で気づいた考え方や価値観、学んだことがあれば教えてください。



やはり、自分ひとりではうまくできない、ということですね。
そこから、いろいろな意味で考えが広がっていきました。
利他、つまり相手を尊重するという考え方も、当然そうですし、それが原点にあります。
人を大切にするだけでなく、人の喜びが自分の喜びになったり、いろいろなことがあるじゃないですか。
そういったことが、私の原点になっていると思います。
そこから、いろいろな意味で考えが広がっていきました。
利他、つまり相手を尊重するという考え方も、当然そうですし、それが原点にあります。
人を大切にするだけでなく、人の喜びが自分の喜びになったり、いろいろなことがあるじゃないですか。
そういったことが、私の原点になっていると思います。
「実際の仕事内容」について教えて下さい





ここからは、おかい商店の実際のお仕事についてお聞きします。求職者の方にも分かるように、サービスや商品提供の流れに沿って教えていただけますか?



大きく言うと流通業で、物を仕入れて販売するのですが、販売するときに「サービス」という部分を付け加えて提供している、というイメージを持ってもらえると分かりやすいと思います。
それが表されているのが、当社の営業ポリシーです。
「対面販売」の営業ポリシーでは、
「専門的な知識と経験を活かして、お客様のニーズに合った商品を選定・提案し、お客様が買い物で失敗をしない接客をします。」と決めています。
これは、情報不足で「実際に買ったけれど違った」「これでは使えない」ということがないようにしたいからです。
ふたつ目は「十分な取り扱い説明」です。
お客様が商品の機能を最大限に活用できるように、説明します。
一見当たり前のようですが、たとえば車を買って、その車の持つ機能を100%使いこなしている人はどれくらいいるだろうと考えると、200万円で買っても150万円分しか活用していないのではないか、という見方があるんです。
機械でも用具でも、その価値を100%活用してもらえるように商品を選び、特性を十分に説明することで、お客様が金額だけでなく「使いこなせる」という価値を感じてもらえると考えています。
3つ目は「アフターメンテナンス」。
当社で販売した商品は、いつまでも販売責任を持って修理・アフターメンテナンスができる体制を維持し、商品を大切にし、お客様を大切にしています。
長く使っていただくことで、気持ちの満足度も商品のイメージも良くなると思うので、ここはとても重要だと考えています。
この「対面販売」「十分な取り扱い説明」「修理・アフターメンテナンス」の3つを大切にしているのは、突き詰めれば「不便を便利に、不安を安心に変える」ためなんです。
この3つが揃ってはじめて、地域に必要とされる会社になれると思っています。
そして何より心がけているのが、あふれる笑顔と笑い声です。
楽しい雰囲気、優しい雰囲気、思いやりのある雰囲気をつくって、社内もお客様もお取引先さんも、みんなが安心して笑顔になれるようにしたいと考えています。
それが表されているのが、当社の営業ポリシーです。
「対面販売」の営業ポリシーでは、
「専門的な知識と経験を活かして、お客様のニーズに合った商品を選定・提案し、お客様が買い物で失敗をしない接客をします。」と決めています。
これは、情報不足で「実際に買ったけれど違った」「これでは使えない」ということがないようにしたいからです。
ふたつ目は「十分な取り扱い説明」です。
お客様が商品の機能を最大限に活用できるように、説明します。
一見当たり前のようですが、たとえば車を買って、その車の持つ機能を100%使いこなしている人はどれくらいいるだろうと考えると、200万円で買っても150万円分しか活用していないのではないか、という見方があるんです。
機械でも用具でも、その価値を100%活用してもらえるように商品を選び、特性を十分に説明することで、お客様が金額だけでなく「使いこなせる」という価値を感じてもらえると考えています。
3つ目は「アフターメンテナンス」。
当社で販売した商品は、いつまでも販売責任を持って修理・アフターメンテナンスができる体制を維持し、商品を大切にし、お客様を大切にしています。
長く使っていただくことで、気持ちの満足度も商品のイメージも良くなると思うので、ここはとても重要だと考えています。
この「対面販売」「十分な取り扱い説明」「修理・アフターメンテナンス」の3つを大切にしているのは、突き詰めれば「不便を便利に、不安を安心に変える」ためなんです。
この3つが揃ってはじめて、地域に必要とされる会社になれると思っています。
そして何より心がけているのが、あふれる笑顔と笑い声です。
楽しい雰囲気、優しい雰囲気、思いやりのある雰囲気をつくって、社内もお客様もお取引先さんも、みんなが安心して笑顔になれるようにしたいと考えています。
「仕事に必要な能力やスキル」について教えて下さい



農業用資材と福祉関連、それぞれのお仕事で必要な能力やスキルはありますか?



農業資材のほうは、辛抱強さ、我慢強さが、ひとつ重要になってきます。
農業は歴史がとても深いので、深い知識が必要になるんです。
地域性もありますし、植物のことだけでなく、土の知識、使う用具のこと、さらには「誰が何のためにこれを使うのか」というところまで、深く理解していく必要があります。
その理解を深め、知識と経験がないと、農業資材の卸売業という仕事ではなかなかお役に立てません。
農家さんも取引先さんも、専門的な知識をお持ちの方がほとんどなので、そうした方に提案していくには、長く継続して従事していることも必要になります。
ですから、3年、5年ではなかなか担当を持って業務に従事するのが難しく、10年、20年とかけて、人の役に立てる仕事ができるようになる。
仕事柄、そのような特性があると思います。
福祉用具のほうは、ご利用者さんは年齢とともに体の機能が低下し、日常生活でお困りの方が多いので、人の話をよく聞けること、その困りごとを汲み取れること、そして自分のできる最大限の知識や能力を発揮して困りごとを解決できること。
そういうスキルが必要になってきます。
農業は歴史がとても深いので、深い知識が必要になるんです。
地域性もありますし、植物のことだけでなく、土の知識、使う用具のこと、さらには「誰が何のためにこれを使うのか」というところまで、深く理解していく必要があります。
その理解を深め、知識と経験がないと、農業資材の卸売業という仕事ではなかなかお役に立てません。
農家さんも取引先さんも、専門的な知識をお持ちの方がほとんどなので、そうした方に提案していくには、長く継続して従事していることも必要になります。
ですから、3年、5年ではなかなか担当を持って業務に従事するのが難しく、10年、20年とかけて、人の役に立てる仕事ができるようになる。
仕事柄、そのような特性があると思います。
福祉用具のほうは、ご利用者さんは年齢とともに体の機能が低下し、日常生活でお困りの方が多いので、人の話をよく聞けること、その困りごとを汲み取れること、そして自分のできる最大限の知識や能力を発揮して困りごとを解決できること。
そういうスキルが必要になってきます。



それぞれ、技術面で言うとどうですか?



農業資材のほうは、今は農業も機械化が進んできている中で、機械を取り扱うことも増えてきています。
技術としては、エンジンの修理やバッテリー製品の修理ですね。
これからは、ドローンといったデジタル的で先進的な技術に対する修理能力も、必要になってくると思います。
福祉用具のほうは、やはり福祉用具専門相談員としての専門的な知識と、人を思いやる気持ち、優しさ。
このあたりが、非常に重要になってくると思います。
技術としては、エンジンの修理やバッテリー製品の修理ですね。
これからは、ドローンといったデジタル的で先進的な技術に対する修理能力も、必要になってくると思います。
福祉用具のほうは、やはり福祉用具専門相談員としての専門的な知識と、人を思いやる気持ち、優しさ。
このあたりが、非常に重要になってくると思います。
「仕事を覚える期間とサポート体制」について教えて下さい





まったく初めての方にとっては難しそうに思えますが、そういった能力やスキルは、どのように覚えていくのですか?



専門機関の研修もありますし、資格もあります。
また、常に勉強会も実施していますので、知識を得ていくという点では、まったく初めての方でも何も問題ありません。
それを素直に学んでいこうという姿勢さえあれば、務まるお仕事だと思います。
また、常に勉強会も実施していますので、知識を得ていくという点では、まったく初めての方でも何も問題ありません。
それを素直に学んでいこうという姿勢さえあれば、務まるお仕事だと思います。



実際、どれくらいの期間で覚えられると思いますか?



これは、段階があります。
まったくの未経験の場合は、先輩社員について荷物の搬出・搬入をサポートしたり、商品をきれいに清掃するメンテナンスが主な仕事です。
未経験の方でも丁寧に教えますので、安心してください。
そういうことをコツコツ繰り返しながら商品に触れ、商品の性能や機能を理解していって、徐々に仕事を覚えていける。
そういうことばかりです。
まったくの未経験の場合は、先輩社員について荷物の搬出・搬入をサポートしたり、商品をきれいに清掃するメンテナンスが主な仕事です。
未経験の方でも丁寧に教えますので、安心してください。
そういうことをコツコツ繰り返しながら商品に触れ、商品の性能や機能を理解していって、徐々に仕事を覚えていける。
そういうことばかりです。



一人前と呼ばれるまでは、結構時間がかかるものですか?



そうですね。でも、逆に「飽きない」と思います。
やろうと思えば、いくらでも新しい知識を身につけ、技術を向上させることが無限にできるので。
それぞれの段階はありますが、基本的に「ここがゴール」というのはないお仕事だと思います。
やろうと思えば、いくらでも新しい知識を身につけ、技術を向上させることが無限にできるので。
それぞれの段階はありますが、基本的に「ここがゴール」というのはないお仕事だと思います。



では、ひとりで営業に行ったり、説明を担当したりと、独り立ちするまでの期間はどれくらいかかりますか?



早い人なら、2年目にはできるのではないでしょうか。
しっかりサポーターとして先輩社員について学んでいけば、一番早い人だと2年目くらいから十分にいけると思います。
しっかりサポーターとして先輩社員について学んでいけば、一番早い人だと2年目くらいから十分にいけると思います。



最初は、どのような方がサポートにつきますか?



これはもう、先輩社員ですね。
それぞれの部署の先輩社員がサポートにつきます。
おかい商店の仕事は、ひとりでする仕事は一つもなく、すべて連携があって成り立っていて、そのひとつの役割を担ってもらうという感じです。
まったく知識や経験のない方でも、問題ありません。
それぞれの部署の先輩社員がサポートにつきます。
おかい商店の仕事は、ひとりでする仕事は一つもなく、すべて連携があって成り立っていて、そのひとつの役割を担ってもらうという感じです。
まったく知識や経験のない方でも、問題ありません。
「仕事に向いている人」について教えて下さい



おかい商店の仕事に向いている人は、どんな方だと思いますか?



人のことを尊重できて、思いやりのある人ですね。



どうして、そこが大事だと思われるのですか?



とにかく、ひとりで完結できる仕事がひとつもないんです。
必ず先輩や同僚、お取引先さん、お客さんと関わっていきますので、そういう意味で一番大事なのは、やはり思いやりがあることです。
「自分さえ良ければ」「自分のことだけ」と考えてしまうと、当社では成り立たないんですね。
必ず先輩や同僚、お取引先さん、お客さんと関わっていきますので、そういう意味で一番大事なのは、やはり思いやりがあることです。
「自分さえ良ければ」「自分のことだけ」と考えてしまうと、当社では成り立たないんですね。
「向いていない人」について教えて下さい



逆に、向いていないのはどんな方になりますか?



やはり、「自分だけが」「自分の技術だけ、自分のスキルだけでいい」と思ってしまう方ですね。
それで世の中の役に立とうというのも、ひとつの貢献の仕方だとは思うのですが、当社の流れややっていることとは、合わないかもしれません。
それで世の中の役に立とうというのも、ひとつの貢献の仕方だとは思うのですが、当社の流れややっていることとは、合わないかもしれません。
「会社の雰囲気」について教えて下さい





ここからは、会社の雰囲気についてお聞きします。社長として、これからこんな会社の雰囲気にしたいという理想はありますか?



一言で言うと、「過去を大切にしつつ、未来に向かってみんながワクワクできるような会社にしていきたい」という思いがあります。
その中には、関わっている人がみんな幸せでいてほしいという気持ちや、地域になくてはならない会社になりたいという目標もあります。
会社の理念としても、「地域とともに歩み、信頼される福祉と農業のパートナーでありたい」と掲げています。
やはり、頼ってもらえる人であり、頼ってもらえる会社でありたいと思っています。
それは会社としてもそうですし、従業員の皆さん一人ひとりについても、同じ思いがあります。
その中には、関わっている人がみんな幸せでいてほしいという気持ちや、地域になくてはならない会社になりたいという目標もあります。
会社の理念としても、「地域とともに歩み、信頼される福祉と農業のパートナーでありたい」と掲げています。
やはり、頼ってもらえる人であり、頼ってもらえる会社でありたいと思っています。
それは会社としてもそうですし、従業員の皆さん一人ひとりについても、同じ思いがあります。



実際に今、おかい商店はどんな雰囲気の会社だと思いますか?



みんな仲の良い会社だと思っています。
派閥のようなものはなくて、農業資材の部門と福祉用具の部門に分かれてはいますが、農業資材のメンバーが福祉の仕事を手伝いに行ったり、逆に福祉のメンバーが農業資材の入荷を手伝ったりと、お互いに助け合ってくれています。
「自分はこの部署のこの仕事が役割だから、それ以外はしません」ということもありません。
みんなで会社を良くしていこうという気持ちを持ってくれているのではないかと、私は思っています。
派閥のようなものはなくて、農業資材の部門と福祉用具の部門に分かれてはいますが、農業資材のメンバーが福祉の仕事を手伝いに行ったり、逆に福祉のメンバーが農業資材の入荷を手伝ったりと、お互いに助け合ってくれています。
「自分はこの部署のこの仕事が役割だから、それ以外はしません」ということもありません。
みんなで会社を良くしていこうという気持ちを持ってくれているのではないかと、私は思っています。



逆に、こんな雰囲気になったら嫌だな、まずいなと思うことはありますか?



気持ちの良い挨拶ができていない雰囲気、返事ができていない雰囲気ですね。
これは良くないなと思います。
これは良くないなと思います。



なぜ、そう思われるのですか?



挨拶と返事は、そもそもコミュニケーションの最初の入り口だと思うんです。
それができていないと、最初の一歩から感じが悪くなってしまう。
人を大切にする、人を思いやるというところから外れてしまうと思うので、そうなったらまずいなと思います。
それができていないと、最初の一歩から感じが悪くなってしまう。
人を大切にする、人を思いやるというところから外れてしまうと思うので、そうなったらまずいなと思います。



良好な雰囲気を維持するために、意識していることはありますか?



まず毎朝、朝のミーティングをするのですが、その前に気分をリフレッシュするためにラジオ体操をしてから、ミーティングに入ります。
ミーティングでは、それぞれが発言しやすい雰囲気づくりを心がけています。
また、社員みんなで話し合って「行動指針」もつくっていて、自分から気持ちのよい挨拶をすること、約束と時間を守ること、職場をきれいにすること、そして「できない理由より、できる方法を考える」ことなどを、みんなで大切にしています。
それ以外にも、時にはバーベキュー大会をしたり、みんなで忘年会に行ったりします。
社員それぞれの誕生日には、ちょっとしたメッセージやプレゼントを贈ったり、出産で長期休暇を取る人がいるときには、みんなで寄せ書きをしたり。
そういったことが、風土としてあります。
ミーティングでは、それぞれが発言しやすい雰囲気づくりを心がけています。
また、社員みんなで話し合って「行動指針」もつくっていて、自分から気持ちのよい挨拶をすること、約束と時間を守ること、職場をきれいにすること、そして「できない理由より、できる方法を考える」ことなどを、みんなで大切にしています。
それ以外にも、時にはバーベキュー大会をしたり、みんなで忘年会に行ったりします。
社員それぞれの誕生日には、ちょっとしたメッセージやプレゼントを贈ったり、出産で長期休暇を取る人がいるときには、みんなで寄せ書きをしたり。
そういったことが、風土としてあります。
「人間関係について」について教えて下さい



会社の中で良好な人間関係を維持していくために、どんな人が鍵になると思いますか?



やはり、エネルギーのある人ではないかと思います。
声が大きいというのもひとつですし、行動がダイナミックで速いというのもひとつ。
エネルギーの強い人が、キーポイントだと思います。
声が大きいというのもひとつですし、行動がダイナミックで速いというのもひとつ。
エネルギーの強い人が、キーポイントだと思います。



それは、どうして鍵になると思われるのですか?



影響力があると思うんです。
これは良くも悪くもなのですが、会社の風土や理念に共感してもらえる人で、エネルギーがあって影響力の大きい人だったら、みんながそういう雰囲気になっていってくれるのではないかと思います。
これは良くも悪くもなのですが、会社の風土や理念に共感してもらえる人で、エネルギーがあって影響力の大きい人だったら、みんながそういう雰囲気になっていってくれるのではないかと思います。



そのために、人材の配置や採用で意識していることはありますか?



本人がどういうことで活躍したいかを踏まえつつ、適材適所を考えています。
会社全体としては、やはり信用される会社になりたいですし、お客さんのお役に立つというのが当然のことです。
それが叶えられなければいけないので、それを前提に、本人の希望を聞いて、「こういう分野で頑張りたい」というところがあれば、そういうものを優先したりします。
ニコニコと気持ちよく働いてもらえると思いますし、その方が、会社の雰囲気をつくっていくのではないかと思います。
会社全体としては、やはり信用される会社になりたいですし、お客さんのお役に立つというのが当然のことです。
それが叶えられなければいけないので、それを前提に、本人の希望を聞いて、「こういう分野で頑張りたい」というところがあれば、そういうものを優先したりします。
ニコニコと気持ちよく働いてもらえると思いますし、その方が、会社の雰囲気をつくっていくのではないかと思います。
「給与について」について教えて下さい





ここからは、給与や休み、福利厚生についてお聞きします。細かいことは求人票で分かるので、社長なりの考え方を教えてください。まず、給与についてどんな考えをお持ちですか?



毎月の給料は、働く社員が生活をするために必要なお金だと考えています。
賞与については、会社の業績に比例して社員に還元するもの。
そういうふうに考えています。
配分としては、粗利益の60%をひとつの目安として、人件費、つまり給与・手当・賞与・福利厚生に充てるように設定しています。
そこからは評価になりますので、会社にどう貢献してくれたかというところを、役員でいろいろなデータをもとに相談したうえで決定する、という流れですね。
賞与については、会社の業績に比例して社員に還元するもの。
そういうふうに考えています。
配分としては、粗利益の60%をひとつの目安として、人件費、つまり給与・手当・賞与・福利厚生に充てるように設定しています。
そこからは評価になりますので、会社にどう貢献してくれたかというところを、役員でいろいろなデータをもとに相談したうえで決定する、という流れですね。



評価の仕方としては、役員の皆さんで話し合って決められるのですか?



そうですね。
数字で測れる部分もありますが、当社の方針は、みんなで決めて、みんなで頑張って、みんなで成果を出そうという考え方なんです。
ですから、ひとりだけ成績が良かったから給料がいい、というわけでもなくて、全体的に会社へどう貢献してくれているか、という目線で評価します。
数字で測れる部分もありますが、当社の方針は、みんなで決めて、みんなで頑張って、みんなで成果を出そうという考え方なんです。
ですから、ひとりだけ成績が良かったから給料がいい、というわけでもなくて、全体的に会社へどう貢献してくれているか、という目線で評価します。



ここで給料が上がる、という分かりやすいポイントはありますか?



やはり、人の役に立つことですね。
同僚も先輩も含めて、自分以外の人の役に立つ。
そういう働き方ができている人は、給料が上がりやすい環境だと思います。
同僚も先輩も含めて、自分以外の人の役に立つ。
そういう働き方ができている人は、給料が上がりやすい環境だと思います。



逆に、なかなか上がらないのはどういう方ですか?



やはり、自分勝手な方ですね。
そういう方は、なかなか上がらないかと思います。
そういう方は、なかなか上がらないかと思います。
「休みについて」について教えて下さい



次に、休みについてです。仕事もプライベートも大切にしたいという方が増えていますが、社長は従業員の皆さんの休みについて、どんな考えをお持ちですか?



やるべきことをしっかり責任を果たしてくれたら、いくら休んでくれてもいいと思っています。
決まった時間で、特に短い時間で仕事をこなすというのは素晴らしいことなので、長く仕事をしたからいい、という評価は一切していません。
何を成果として生み出したか、というところで評価しています。
決まった時間で、特に短い時間で仕事をこなすというのは素晴らしいことなので、長く仕事をしたからいい、という評価は一切していません。
何を成果として生み出したか、というところで評価しています。



やはり、働いている量より質、という部分でしょうか?



そうですね。
どれだけ人の役に立っているか、はとても重要です。
それが短い時間であろうと長い時間であろうと、休みが少なかろうと多かろうと、関係ありません。
どれだけ人の役に立っているか、はとても重要です。
それが短い時間であろうと長い時間であろうと、休みが少なかろうと多かろうと、関係ありません。



年間休日は、だいたい決まっているのですか?



106日に、有給休暇という形ですね。



これから増やしていきたいという思いはありますか?



増やしていきたいとは、あまり思っていません。
もちろん、それで成り立つのであれば休日は多くてもいいと思っているのですが、「増やしたからいい」というふうには思っていないんです。
やはり、その人に合った適正な働き方、生活のリズムがあると思うので、週3回が合っている人には週3回を、週5回が合っている人には週5回を、とお願いしています。
人によって違いますね。
その人その人に合った働き方でいい、という考え方です。
もちろん、それで成り立つのであれば休日は多くてもいいと思っているのですが、「増やしたからいい」というふうには思っていないんです。
やはり、その人に合った適正な働き方、生活のリズムがあると思うので、週3回が合っている人には週3回を、週5回が合っている人には週5回を、とお願いしています。
人によって違いますね。
その人その人に合った働き方でいい、という考え方です。



たとえば、家庭の事情で急に休まなければいけない場合や、育児・介護と仕事を両立したい場合は、会社としてどう対応されていますか?



家庭の事情で休まなければいけないときは、基本的に100%対応できていると思います。
それはなぜかというと、「ひとりで仕事をしない」という社風だからです。
とにかくみんなで決めて、みんなで頑張って、みんなで成果を出すというところなので、ひとつのことをひとりしか知らない、ということがないんです。
だからこそ、カバーできるんですね。
家庭の事情は突発的で、1日や半日というケースが多いと思うので、それは全然問題ない体制にしています。
育児や介護との両立も、すべてできています。
実際、育児や介護と仕事を両立できるように、支援の仕組みも以前から整えてきました。
育児や介護は、今日明日ということではなく、ある程度予測できますから、これからも対応できると思っています。
それはなぜかというと、「ひとりで仕事をしない」という社風だからです。
とにかくみんなで決めて、みんなで頑張って、みんなで成果を出すというところなので、ひとつのことをひとりしか知らない、ということがないんです。
だからこそ、カバーできるんですね。
家庭の事情は突発的で、1日や半日というケースが多いと思うので、それは全然問題ない体制にしています。
育児や介護との両立も、すべてできています。
実際、育児や介護と仕事を両立できるように、支援の仕組みも以前から整えてきました。
育児や介護は、今日明日ということではなく、ある程度予測できますから、これからも対応できると思っています。
「福利厚生について」について教えて下さい



次に、福利厚生についてです。福利厚生の中で、社長が従業員の皆さんのために特に大事にしているものはありますか?



私が一番大事だと思っているのは、従業員の皆さんが、「いかに安心して、生活していけるか」というところです。
当社に勤めている間は、贅沢はできないかもしれませんが、安定した収入があります。
ですが、引退して働くことを辞めた後も、その方の生活は続いていきます。
ですから、社会保険や退職金共済、このあたりが重要なところだと思っています。
当社に勤めている間は、贅沢はできないかもしれませんが、安定した収入があります。
ですが、引退して働くことを辞めた後も、その方の生活は続いていきます。
ですから、社会保険や退職金共済、このあたりが重要なところだと思っています。



それは、なぜ大事だと思われるのですか?



やはり、自分の周囲の人には幸せに生きてほしいというところですね。
お金の問題で生活に困ったり、悩みを抱えたりするのは、幸せとは反対のことだと思うんです。
とはいえ、退職された方に給料をお支払いすることはできません。
ですから、せめてそこで困らないようにしておきたい。
逆の立場だったら、それなら安心できるなと思うので、そういうところで安心してもらいたいですよね。
お金の問題で生活に困ったり、悩みを抱えたりするのは、幸せとは反対のことだと思うんです。
とはいえ、退職された方に給料をお支払いすることはできません。
ですから、せめてそこで困らないようにしておきたい。
逆の立場だったら、それなら安心できるなと思うので、そういうところで安心してもらいたいですよね。



逆に、まだ十分ではないけれど、これから整えていきたいと思っていることはありますか?



そうですね、毎月の給料や社員の年収を、もっと高めていきたいと思っています。
目標としては、平均年収500万円以上というのが、今ひとつの目標とする数値になりますね。
正社員の方で、そこを目指していきたいと思っています。
目標としては、平均年収500万円以上というのが、今ひとつの目標とする数値になりますね。
正社員の方で、そこを目指していきたいと思っています。
「従業員を大切にするとは」について教えて下さい



給与も休みも福利厚生も、どれも従業員の皆さんを大切にすることにつながると思います。社長にとって、従業員の皆さんを大切にするとは、一言で言うとどういうことだと思いますか?



従業員の皆さんには、いつもニコニコしていて、いつも元気でいてほしいと思っています。
一日のうち3分の1くらいを仕事に費やしているわけですから、「やらなければいけない」「やらされている」という形は、絶対に嫌なんです。
一言で言うなら、従業員の皆さんは「運命共同体」だと思っています。
なぜそう思うようになったかというと、誰ひとり欠けても、何もかも成り立たないからです。
みんなのおかげで成り立っている。
これはもう運命共同体だな、と。
社員みんなで決めた行動指針の中にも、「一人はみんなの為に、みんなは一人のために」という言葉があるのですが、まさにそういう感覚ですね。
みんなが揃って、ひとつのおかい商店なんだと思っています。
一日のうち3分の1くらいを仕事に費やしているわけですから、「やらなければいけない」「やらされている」という形は、絶対に嫌なんです。
一言で言うなら、従業員の皆さんは「運命共同体」だと思っています。
なぜそう思うようになったかというと、誰ひとり欠けても、何もかも成り立たないからです。
みんなのおかげで成り立っている。
これはもう運命共同体だな、と。
社員みんなで決めた行動指針の中にも、「一人はみんなの為に、みんなは一人のために」という言葉があるのですが、まさにそういう感覚ですね。
みんなが揃って、ひとつのおかい商店なんだと思っています。
「仕事のやりがい」について教えて下さい



次に、仕事のやりがいについて教えてください。おかい商店の仕事は、こんな人にとって意味があり、世の中のためになっている、というポイントを教えていただけますか?



やはり、自分が何かをしたときに「ありがとう」と一言いただけることが、原点ではないかと思います。
お客様の「ありがとう」や「助かった」の声が従業員のモチベーションにもつながっていますし、「ありがとう」と言ってもらえないような仕事の仕方は絶対にしないぞ、という気持ちを、みんな心の中で持ってくれていると思うので、そういうことではないかと思います。
お客様の「ありがとう」や「助かった」の声が従業員のモチベーションにもつながっていますし、「ありがとう」と言ってもらえないような仕事の仕方は絶対にしないぞ、という気持ちを、みんな心の中で持ってくれていると思うので、そういうことではないかと思います。



やりがいを感じられるのは、具体的にどんなシーンですか?



「ありがとう」と感謝されて、お金までいただいて、それを会社に持って帰ったら、社長や皆からも「ありがとう」と言われる。
そういうシーンではないかなと思います。これってとても良いことだと思うんです。
そういうシーンではないかなと思います。これってとても良いことだと思うんです。



確かに、そうですよね。お客様だけでなく、会社の皆からも感謝されるのは気持ちがいいですね。
「社長にとっての御社の仕事」について教えて下さい



最後に、社長にとっておかい商店の仕事とは、どういうものでしょうか?



ありきたりな言葉ですが、「生きがい」という言葉が出てきますね。
物理的には、自分は年齢とともに寿命がなくなっていきます。
ですが、家族も含めて誰も僕の話をしなくなったとき、僕の名前が出なくなったときが、本当の寿命の終わりだと思っているんです。
自分が生きている間に、仕事で誰かの何かの役に立って、それがずっと後世にまで影響を及ぼすような何かがあったら、自分は長生きできるわけです。
そういう意味で、できる限り仕事に携わって、長生きしたいなと思っています。
とはいえ、私も特別な能力や実力があるわけではない一般の人間ですから、「これは誰かの役に立っているかな」「自分の性格や、これまで経験したことを活かせているかな」「これをすることで世の中の役に立つかな」と、毎日考えていく。その繰り返しなんです。
ですから、僕にとって「仕事」という感覚はあまりなくて、稼ぐための手段とも思っていないんです。
この会社は、人を雇用して、その人の生活の足しになって、納税して、その納税したお金が地域のみんなのために使われていく。
そういう循環の中のひとつじゃないですか。その中に、自分も会社の仲間もいるんです。
だからこそ、会社として存在価値があるのではないかと思っていて、それを長く続けていくことが、やはり大事だと思っているんです。
そう考えると、仕事は人生そのもの、ということになるのかもしれませんね。
物理的には、自分は年齢とともに寿命がなくなっていきます。
ですが、家族も含めて誰も僕の話をしなくなったとき、僕の名前が出なくなったときが、本当の寿命の終わりだと思っているんです。
自分が生きている間に、仕事で誰かの何かの役に立って、それがずっと後世にまで影響を及ぼすような何かがあったら、自分は長生きできるわけです。
そういう意味で、できる限り仕事に携わって、長生きしたいなと思っています。
とはいえ、私も特別な能力や実力があるわけではない一般の人間ですから、「これは誰かの役に立っているかな」「自分の性格や、これまで経験したことを活かせているかな」「これをすることで世の中の役に立つかな」と、毎日考えていく。その繰り返しなんです。
ですから、僕にとって「仕事」という感覚はあまりなくて、稼ぐための手段とも思っていないんです。
この会社は、人を雇用して、その人の生活の足しになって、納税して、その納税したお金が地域のみんなのために使われていく。
そういう循環の中のひとつじゃないですか。その中に、自分も会社の仲間もいるんです。
だからこそ、会社として存在価値があるのではないかと思っていて、それを長く続けていくことが、やはり大事だと思っているんです。
そう考えると、仕事は人生そのもの、ということになるのかもしれませんね。



農業と福祉で地域の困りごとを解決し、皆様に安心を提供する存在として、雇用と納税を通して地域の循環の支えになっているのが「おかい商店」なんですね。
長い社歴を通して、地域や世代を超えて循環し続けてきた背景と、福祉、ドローンなど、時代に合った事業に参入しているスタイルが興味深いポイントだと思いました。
本日は貴重なお話をしてくださり、ありがとうございました。
長い社歴を通して、地域や世代を超えて循環し続けてきた背景と、福祉、ドローンなど、時代に合った事業に参入しているスタイルが興味深いポイントだと思いました。
本日は貴重なお話をしてくださり、ありがとうございました。



