原田織物株式会社 求人特集】社長に会社や経営の思い、従業員に対する考え方などを取材させていただきました。

この記事の目次

本記事は橋本市で70年以上の歴史を持つ、原田織物株式会社の原田社長に

  • どんな会社で、どのような商品を作っているのか
  • 会社に対しての思い
  • 会社の雰囲気について
  • 従業員に対する考え方(給与や福利厚生、休みのあり方など)

をインタビューさせていただきました。
ぜひご覧ください。

登場人物

社長:原田晋平(はらだ しんぺい)

取材:福本 豊久(ふくもと とよひさ)

未分類

「自己紹介」をお願いします

福本記者
最初に、お名前と年齢、ご趣味を教えてください。
原田社長
原田晋平です。
49歳です。
趣味はゴルフや旅行など、アウトドアが好きですね。
福本記者
多彩なご趣味をお持ちなんですね。

「事業内容」について教えて下さい

福本記者
まず、御社はどんな事業をされている会社でしょうか?
原田社長
主に繊維の家庭用品や雑貨を手がけています。
特徴は、糸の原料から途中の工程まで、すべてをオールワンストップで社内でものづくりしていること。
そのうえで自社サイトや自社店舗での販売、さらにOEMも担っています。
福本記者
従業員の皆さんは、何人ほどいらっしゃいますか?
原田社長
合計で165人ほどで、そのうち75%が女性です。
福本記者
女性の方が多いんですね。

「商品やサービス」について教えて下さい

福本記者
実際に手がけている商品には、どんなものがありますか?
原田社長
浴用タオルや布巾、機能クロスと呼ばれる業務用のクロス、ハンカチタオルやガーゼなど、家庭用品や雑貨を多岐にわたって手がけています。
福本記者
どういった方がお客様になるのでしょうか?
原田社長
繊維業界は川上から川下という商流があり、弊社は川上のポジションです。
B to Bでいうと、最終的には百貨店やスーパー、専門店、ドラッグストアなど、日常でお使いいただく商品を扱う販売店が中心になります。
 
一方で業務用としては、料理人の方やホテル業界、車の生産ラインなどで使われる高機能クロスも数多く作っています。

「会社の強み」について教えて下さい

福本記者
同業他社と比べて、御社の強みはどういったところにありますか?
原田社長
一番の強みは、社内での内製です。
糸から最終製品まで、加工・縫製・裁断・仕上げといった工程を、すべてワンストップでできる。
国内でもありそうでいて、実は非常に珍しい体制なんです。
福本記者
その強みは、元々持っていらっしゃったのでしょうか?
原田社長
創業当初はランチョンマット一つの輸出メーカーから始まっています。
そのなかで「経編(たてあみ)ニット」という生地に注力してきました。
そこから商品展開が広がり、浴用タオルも布巾もハンカチタオルも、すべて経編をベースにものづくりをしてきました。
 
その結果、他ではなかなか作れないものづくりを強化できたんです。
創業から80年近く、技術者やスタッフが技術を受け継いでくれて、少しずつ熟成してきたところですね。

「一番大変だった時期」について教えて下さい

福本記者
社長として、今までで一番大変だった時期は、どういった時期でしたか?
原田社長
先代から会社を引き継いだ当時で120人ほどのスタッフがいましたので、いろいろな角度での課題はありました。
商品はお客様あってのものですので、お約束通りに進まない、思ったように再現できないといったことは信頼に関わってきます。
そういう意味では、ずっとしんどいと思いますね。
 
ただ、私たちは常に新しいことにチャレンジしていますので、失敗もしながら、そのなかで成功を見つけて飛躍していければ、という思いで取り組んでいます。
福本記者
そういった時期を乗り越えるために、どんなことを頑張られたのでしょうか?
原田社長
常に前向きに、新しいことに取り組むことですね。
私はこれを「種まき」と呼んでいます。
「これは花咲きそうだな」という種を、いっぱいまいておくんです。
すると、期待していた種が咲かなくても、予期していなかった一番遠い種がぐっと伸びてくれたりする。
だから常にまき続けていました。
同じことをやっていたら、衰退していく一方だと感じます。
福本記者
その種まきとは、具体的にはどういったことでしょうか?
原田社長
新たな会社の屋台骨を作る、ということです。
新しい販路を開拓して、良い方向に向いていけば、製造業ですから人も機械も要りますし、雇用も生まれる。
そうやって会社の体力がつき、全部がつながっていく。
その連続かなと思っています。

「社長業を続けられる支え」について教えて下さい

福本記者
社長業を続けられているのは、何が支えになっているからだと思いますか?
原田社長
世にないものを作って、その商品が届くマーケットそのものを作るような、そういうものづくりですね。
夢を持てる、というところでしょうか。
和歌山の橋本で作ったものを、この秋までに日本全国の店舗に入れよう、というような。
夢みたいですが、現実味があるんです。
 
そのために、一つずつ課題をコツコツ潰していく。
計画通りになるのは30のうち1つぐらいですが、その1つが大きく跳ね上がって会社を引っ張ってくれる。
だから常に新しいことをやろうと思っています。
福本記者
夢を追いかけること自体が、支えになっているということでしょうか?
原田社長
そうですね。
ただ、私一人ではなくチームとして、です。
スタッフと一丸になってやっていますし、ついてきてくれる仲間がいてくれると思っています。

「経験から生まれた価値観」について教えて下さい

福本記者
大変な時期を乗り越えて、築いた考え方や価値観があれば教えてください。
原田社長
やはり、みんなで同じ方向を向く、ということですね。
目標を掲げたとき、そこに一緒に到達しようという意気込みが、スタッフみんなで重なる瞬間があるんです。
そうなると本当に強いですね。
トラブルのときも、みんなで一丸になりますし、その力は私でも驚くほど高いです。
 
これは1番大事なことだと思います。
一人では何もできませんので、従業員一人ひとりを信頼して、自分も信頼してもらえるようフィードバックもして、持ちつ持たれつだと思っています。

「仕事のやりがい」について教えて下さい

福本記者
御社のお仕事は、どんな人の役に立つ仕事でしょうか?
原田社長
弊社は、暮らしを気持ちよく綺麗にするアイテムを供給する、という思いを会社として掲げています。
お風呂、キッチン、食卓、ベッド周りなど。
そういった場所でのクリーニング系の商材を供給していますので、各家庭の日常でお役に立てていると思っています。
福本記者
面白みややりがいについては、いかがでしょうか?
原田社長
自分が携わった商品が、身近な売り場やネットでふと目に入ってくる。
それがスタッフの喜びになったらいいなと思っています。
弊社に来てくださる方はみんなものづくりが好きなので、そういうアンテナは高いですね。

「未経験でも大丈夫か」について教えて下さい

福本記者
御社のお仕事は、経験者でなくても問題ないでしょうか?
原田社長
問題ありません。
ほとんどの方が初めてから始めていますので。
縫製に関しては、先輩に一から習い、たくさん練習して徐々に上手になっていく方がほとんどです。
営業も、先輩の横について研修で成長していくスタイルなので、未経験は全然ウェルカムです。
福本記者
入社したら、最初はどんなお仕事をするのでしょうか?
原田社長
3ヶ月ほどの研修制度を設けています。
まず1ヶ月ほどかけて製造・営業・事務など会社の全体像に触れていただき、そのあと改めて話し合って、ご本人の了解のもとで配属先を決めるという流れです。

「仕事に必要な能力やスキル」について教えて下さい

福本記者
お仕事に必要な能力やスキルはありますか?
原田社長
大事なのは、好奇心旺盛な人です。
自分の持ち場にいながら、違う工程のことも自然と意識できる、空気感を読める人。
そういう方は、どのポジションでも吸収力が高いので、ウェルカムですね。
 
あとはコミュニケーションが絶対に大事だと思います。
ウェブ会議も大切な手段ですが、やはり直接、生の声でお話しして意思疎通することは、すごく重要だと感じています。

「スキルの覚え方とサポート体制」について教えて下さい

福本記者
お仕事のスキルは、どのように覚えていくのでしょうか?
原田社長
基本は先輩の横についてフォローやアシスタントを経験し、独り立ちしていくスタイルです。
あわせて、社内で月に複数回みんなで話し合い、じっくり理解を深める場もあります。
福本記者
教えてくださるのは、どのような方でしょうか?
原田社長
ポジションによりますが、その持ち場の若手に近い方が先生役になることが多いですね。
みんな、自分が教えてもらった時のことを思い出しながら、教えてくれているはずなので、基本は温かい雰囲気です。

「独り立ちまでの期間」について教えて下さい

福本記者
一人で仕事ができるようになるには、どれくらいかかりますか?
原田社長
基本的なことなら、1年もあれば十分に独り立ちできると思います。
ただ、新たなものづくりに挑む会社ですので、そこは常に勉強であり、学びはずっと続きます。

「仕事に向いている人」について教えて下さい

福本記者
御社のお仕事に向いているのは、どんな人だと思いますか?
原田社長
先ほどと重なりますが、好奇心旺盛な人ですね。
どのポジションでも伸びますし、弊社にフィットすると思います。
福本記者
反対に向いていない人はどんな人だと思いますか?
原田社長
自分をあまり出せない人ではないでしょうか。
その人の気持ちを会社が汲み取れなかったという意味では、こちらも勉強しないといけません。
弊社は30代・40代が中心で、和気あいあいと明るい雰囲気ですので、周りと関わりながら仕事を進めることを楽しめる方のほうが馴染みやすいと思います。
 
とはいえ、最初は人見知りでも、少しずつ自分を出せるようになっていける環境を、会社としても用意していきたいですね。

「つくっていきたい会社の雰囲気」について教えて下さい

福本記者
これからこんな雰囲気にしていきたい、という理想があれば教えてください。
原田社長
本当にチームプレー、チームとしての完成度というところですね。
規模が大きくなり部署が増えると、どうしても縦割りになりがちですが、そうではなく、みんなが思ったことを言える、風通しのいい雰囲気にしていきたいです。
福本記者
そのために、意識していることはありますか?
原田社長
毎日の生産を「見える化」しています。
失敗があっても隠さず、次に同じことが起きないよう一緒に対策を考える。
何かあったときに気兼ねなく報告し合える関係を大事にしています。

「現在の会社の雰囲気」について教えて下さい

福本記者
今現在は、どんな雰囲気の会社になっていると思いますか?
原田社長
明るく賑やかで、元気な雰囲気ですね。
特に、この和歌山の工場ではチームのような一体感が強いです。
福本記者
どんな人柄の従業員が多いと感じますか?
原田社長
明るくて、好奇心旺盛な人が非常に多いです。
手取り足取り教えられる環境を用意できますし、わからないことをすぐ聞ける雰囲気があります。
わからないことを「わからない」と言ってもらえないと、こちらもどこまで伝わっているか分かりませんから、そこは大事にしています。

「給与について」教えて下さい

福本記者
従業員の皆さんにとっての給与は、どうあるべきだとお考えですか?
原田社長
会社の成長は従業員一同で作るものです。
貢献してくれた人はもちろん、チャレンジしてくれている人にも、しっかり報いていきたいと考えています。
その表現方法の一つが昇給や給与だと思っています。
福本記者
給与が上がる、分かりやすいポイントがあれば教えてください。
原田社長
新たな商品やアイデアを発言してもらい、それが形になったり、経理や総務に関してであれば、業務の効率化を進めていただければ会社にとって大きくプラスになります。
頑張りや挑戦がきちんとご本人に成果としてフィードバックされるような形を、これからも整えていきたいですね。

「休みについて」教えて下さい

福本記者
従業員の皆さんにとっての休みは、どうあるべきだと思いますか?
原田社長
ご家族と充実した時間を過ごしたり、趣味に没頭したり、自分の時間を大事にして過ごしてほしいですね。
福本記者
急な休みや、育児・介護との両立が必要な場合、会社としてはどう対応されていますか?
原田社長
女性が多く、子育て中の方もたくさんいます。
弊社は有給消化率もほぼフルに近く、休みにくい環境ではないと評価いただいています。
 
急な休みも、チームでやっていますので周りがカバーする。
一人二人お休みされても、大きな影響が出ない体制になっています。

「福利厚生について」教えて下さい

福本記者
特に大事にしている福利厚生はありますか?
原田社長
将来に備えた確定拠出年金、いわゆる退職金制度のようなものです。
あとは、コミュニケーションを深めるために、会社が100%負担する社員旅行や、年に一度のバーベキューがあります。
福本記者
それらを大事にされているのは、なぜでしょうか?
原田社長
従業員も経営層も含めて「和」ができるからですね。
確定拠出年金は老後の安心のため、旅行やバーベキューはその和のためであり、近い将来で、ご家族にも一緒に参加してもらえる環境にしていきたいと思っています。

「社長にとっての従業員の存在」について教えて下さい

福本記者
社長にとって、従業員の皆さんはどんな存在ですか?
原田社長
かけがえのない存在ですよね。
会社があって、従業員なしに会社はありません。
私は、やはり会社はみんなのもの、従業員のものだと思っています。
ですから福利厚生も「こんなのはどうか」というアイデアがあれば、どんどん言ってほしいですね。

「これからつくっていきたい会社」について教えて下さい

福本記者
最後に、従業員の皆さんとどんな会社を作っていきたいですか?
原田社長
楽しく、前向きに、夢を追いかけられる会社です。
ご縁があって弊社で働いて、「お父さん、こんなものを作っているんだよ」「お母さん、こんなことを考えたんだよ」と、家族に胸を張って話せる。
そんな会社になりたいと思っています。
福本記者
ものづくりへの誇りと、夢を追いかける熱意、そしてスタッフ一人ひとりを「かけがえのない存在」と話していただいたのが印象的でした。
 
本日は貴重なお話をありがとうございました。

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